食育ブログ - Dietary education Blog -

2021.06.28

6月の食育活動② ~あじさいゼリー~ 

6月を代表するお花といえば、紫陽花ですね。雨露に濡れた紫陽花は目にも鮮やかで人々を楽しませてくれます。

そんな紫陽花をイメージした食育プログラムを午前中に子どもたちと行いました。

紫陽花には未だ明らかにはされていませんが、食べると体調不良を引き起こす自然毒が含まれているといわれています。

そのため使用するのは、紫キャベツ。レッドキャベツの名称でも八百屋さんで売られています。この紫キャベツの煮出し汁にはアントシアニンという成分が含まれていて、pHの変化により色が変わるという性質があります。煮出した汁は紫色をしていますが、そこへクエン酸水(酸性)を加えると鮮やかな赤に、重曹水(アルカリ性)を加えると深い青に変化します。クエン酸水も重曹水もどちらも透明な液体なので、子どもたちは色が変わる様子をみて、まるで魔法のようでびっくりしていました。

 

 

子どもたちのお昼寝の間、煮汁にお砂糖とアガーを加えて冷やし固めて、おやつには色とりどりの紫陽花をイメージしたゼリーを用意しました。

 

 

ジメジメしたり、急に暑くなったりと、なかなか体調がついていかない季節ですが、目から涼を感じてもらえたらと思います。