厳しい寒さが続く2月ですが、つかの間の晴天の日におみそ作りをしました。
キコレ開園の時から、いつか子どもたちやご家族のみなさんと一緒におみそ作りがしたいと考えていましたが、コロナ禍が続く中でなかなか集まる機会を持てずにいました。
それでも今年こそはと年末から計画をし、感染予防対策を十分に行った上で無事開催することが出来ました。
おみそ作りは、前日から始まりました。
大豆をよく洗い、たっぷりの水に浸しておきます。
そして翌日、朝早くから大豆を大きなお鍋でコトコトと4時間ほど炊きます。お豆の炊けるやさしい香りがキコレ中に広がります。
ちょうど大豆が煮上がったところでご家族と一緒に子どもたちが登園してくれました。
炊きたてあつあつの大豆を少し冷まして袋に取り分けて、指や手のひらでつぶしていきます。
じんわりとあたたかい大豆を触っていると、心も体もほぐれて何とも言えない心地よさです。
つぶした大豆は塩と麹を混ぜた「塩切り麹」と混ぜていきます。
これはなかなかの力仕事ですが、子どもたちやご家族、先生方の応援を受けて頑張りました!
混ぜ合わせたおみその素を空気を抜きながらお団子状に丸めます。
丸めた味噌は、各ご家庭用に持ち帰り容器に詰めたり、キコレの給食用に大きな琺瑯の容器へ詰めていきます。
ここがクライマックス、一番盛り上がるシーンです!
子どもたちの声援の中、おみそを投げ入れていきます。バチーン!といい音をさせて投げ入れても、少し目測を誤って外してしまっても、笑いと歓声が起こります。
全てのおみそを容器に詰められたら、上から塩をまぶして重しをのせて紙蓋をして、みんなで「美味しくなあれ」と願いを込めて完成です。
今回仕込んだおみそは今年の秋頃に開封します。今までは先生たちだけで仕込んできたキコレのおみそですが、みんなで力を合わせて仕込んだ今年のおみそはきっと格別に美味しく感じられることだと思います。
引き続き感染者数も高止まりで先を見通しづらい状況ではありますが、感染対策を十分にとった上で、直接会って交流できる機会を作っていけたらと思っています。
注】今回のワークショップは、感染予防対策で直接素手で食材に触ったりマスクを外したりせず実施するため、手袋やマスクの装着が難しい子どもでも参加が出来るように計画をしました。
一部の工程は感染予防対策のとれる大人のみで行っております。