食育ブログ - Dietary education Blog -

2022.06.16

季節の手仕事 ~梅シロップ作り~

関西の梅雨入りが発表された日、ちょうどキコレに今年の梅が届きました。

奈良県の堀うち農園さんの「白加賀」という品種のとてもいい香りのする青梅を使って、今年も子どもたちと一緒に梅シロップ作りをしました。

最初に、うめの実が出来るまでのお話をして、豆まきの頃にきれいなお花が咲くこと、そのお花が散って小さな実がだんだんと大きく膨らんで雨がよく振る季節になるといい香りの実が採れることを知ってもらいました。

その後に梅のいい香りをたっぷりと楽しんで、りんご酢を含ませた布巾でさっと拭った梅を子どもたちがどんどん瓶に入れていきます。

うっすら産毛が生えていてさらさらとした梅の実は、子どもたちの手に心地よくしっくりとフィットするのか、とても楽しそうに瓶に詰めてくれました。

梅の実とてんさい糖を交互に瓶詰めし、最後にみんなで「美味しくなあれ!」と唱えて蓋をしました。

お砂糖がゆっくりと溶けていくのを毎日観察し、梅雨明けの頃には美味しい梅シロップが完成します。

その頃にはカラッとした夏空が広がり、汗をたくさんかきながら活動する季節になります。プール遊びも始まっているでしょう。暑い季節を元気に乗り切るため、クエン酸たっぷりの梅シロップをみんなで楽しみたいと思います。