昨日、キコレは丸5年間の保育を終了し、今日から6年目をスタートしました。
3月27日に4名の卒園児さんたち、ご家族さんたちを真ん中に笑いと涙いっぱいの卒園式を行いました。
この春はキコレの1期生たち4名が1年生になります。先に大きな保育園に転園していたお友だちも卒園式前後に続々とキコレにやってきて、みんなで大きくなったことのお祝いをしました。そして、5年間キコレにいてくれた園児さんとともに、小学校という新しい世界に羽ばたいていきました。あんなに小さかった子どもたちが、自信に満ち溢れた表情で旅立っていくのを見て、子どもたちの底力に感動するとともに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そして、地域の子どもたち第1号として3年前にキコレに来てくれたお友だちも大きな保育園へ、他の2名の地域の子どもたちも大きな保育園や幼稚園に転園となりました。みんな自分に合ったところをちゃんとお父さん、お母さんとみつけてきて、新しい生活に期待を膨らませつつ、キコレを卒園することができました。
卒園式でお父さんたち、お母さんたちにお伝えしたように、キコレ開園から5年間、私たちはずっと手探りで保育を進めてきました。病気や障害のある子どもたちと、健常児さんたち、年齢も0歳から6歳、成長発達のスピードが違ったり、必要とするサポートも違ったりと、あまりモデルのない保育をしていくのは正直とっても大変です。でも、自分たちがもっている愛情は子どもたちに可能な限り注いできました。それは自信をもって言えることです。
次の5年、10年、私たちは試行錯誤をずっと続けていきます。自分たちが大切にするものは何か?いつも自問しながらキコレの保育を作っていきたいと考えています。
キコレは開園前からたくさんの方々の応援とご支援でずっと支えられてきました。いつもみなさんの応援を背中で感じながら歩みを進めています。自分たちだけじゃない、たくさんの応援してくれる人たちがいると思うと、またこつこつと毎日を積み上げていく力が湧いてきます。いつも本当にありがとうございます。そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします!!
先週末は京都でも雪が積もって、キコレのお庭も真っ白。子どもたちも寒さに負けずに雪遊びを楽しみました。
暖かかった1月から、やっぱり寒さはちゃんとやってくるんだと実感している2月。キコレでは毎年恒例のお味噌づくりと節分行事がありました。
1日(土)はお味噌づくりワークショップに子どもたちがお父さん、お母さんたちと一緒に参加してくれました。朝5時からお豆を炊いて、、、(お豆を炊きながら夜明けを迎えるのは毎年気持ちが引き締まるいい時間です。)子どもたちが到着する10時ころにはお豆もほかほかに炊き上がっていました。
今回は、長期入院していたお友だちもお家からzoomで参加してくれたりと、にぎやかなセッティング。先生たちが一夜漬けのようにして覚えた「手前みそ」の歌とダンスでお味噌づくりの工程をおさらいし、いざ調理スタートです!
大きめのジップロックに入れたお豆をお父さん、お母さんと一緒につぶします。指で一粒一粒確実につぶしていく子もいれば、大胆に上にタオルを敷いて”うどん踏み”のようにしてつぶす子も。
全部お味噌をつぶしたら、塩切りした麹を混ぜていきます。
麹を混ぜた味噌玉をボールにして、それぞれお家に持ち帰るタッパーに詰めていったら、最後はキコレのお味噌をみんなで作ります。
ここから、お父さん、お母さん、先生たちの出番。1人1人味噌玉ボールを手にして、「えいや!」とホーローの容器に投げ込んでいきます。
自分もやりたい気持ちをぐぐっと抑え、応援してくれる子どもたち。
キコレのホーロー容器も、みんなの「美味しくなあれ!」の気持ちでいっぱいになりました。最後にお味噌汁の試飲をして、ほっこり。楽しいお味噌づくりのワークショップになりました。
お味噌は、この春キコレを卒園していく子どもたちが、秋になってキコレのことを思い出してくれるきっかけになるものの1つになります。そして、キコレに引き続きいる子どもたちも、みんなで作ったお味噌が使われたお味噌汁を楽しむことになります。みんなで作ったお味噌。今年も優しい味になっているはず。みんなで楽しみに食べられる日を待ちます。
そしてそして、お味噌づくりのころに毎年やってくるのが、節分。
今年もキコレのお庭には鬼さんたちがやってきました。太鼓をたたきながら現れた鬼さんたち。見た目は優しそうだけど、、、やっぱり怖い子どもたち。ぎゃーっと泣き出す子もいれば、目を見開きながら何とか我慢する子も。何やらみんなの大切な給食を食べたいとやってきたそうですが、、、みんなでお豆を投げて退散していただきました。
春がくるまで、あと少しでしょうか。お腹の中の鬼を退治したみんなで、春を楽しみに待ちたいと思います。
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
9日間という開園して初めての長期の冬休みを経て、1月6日から今年のキコレは始まりました。子どもたちの元気な声が園内に響くと、とても嬉しい気持ちになります。おばあちゃんやおじいちゃんに会いに行った子、お家でゆっくりした子、旅行に出かけた子と、みんなそれぞれが楽しい冬休みを過ごしたようです。
初日は「明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。」のあいさつから始め、今年の干支のへびを制作しました。
昨年末あたりから絵を描いたり、はさみやのりを使って制作するのが大好きになってきた子どもたち。集中力もかなりアップしています。
次の日は、お正月遊び第1弾でこまづくりをしました。
そして今日は毎年恒例の下鴨神社まで初詣に行ってきました。お外はとっても寒かったけれど、キンと冷えた空気が清々しかったです。
福笑い、凧づくり、小正月の献立など、来週あたりまでお正月関連の取り組みが続きます。
冬休み明けで、またぐんと成長してきた子どもたちと一緒に、大切に毎日を過ごしていきたいと思っています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
あっという間に12月が過ぎ去り、新しい年を迎えようとしています。
お父さん、お母さんたちとの年末の大掃除に引き続き、保育最終日には、子どもたちが保育ルームの大掃除をしてくれました。手作りほうきでごみを集めたり、雑巾で自分の椅子や床、壁を拭いてくれたりと大活躍の子どもたちです。夕方の別れ際には覚えたばかりの「よいお年を」の挨拶が、「よい落とし物を」に変わっていて、お父さん、お母さんたちと先生たちはついついニンマリです。
この1年、また大きくなった子どもたちの成長を振り返る良い機会でもあり、感謝の気持ちを伝える機会であり、冬やすみや新しい年が楽しいものになるように願い合う機会でもあります。やはり1年の中でも節目節目があることがありがたいです。
子どもたち、ご家族さんたち、私たちスタッフを支えてくださった支援者の方々にも、心から感謝申し上げます。開園から5年目を迎えるキコレですが、今年もたくさんの方々が励ましの言葉をいただいたり、ご寄付をいただいたり、温かく応援をし続けてくださることで、私たちも前に進むことができています。本当にありがとうございます。
皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年もあと3日ほどで冬休みに入るキコレですが、1か月かけて取り組んできたクリスマス行事も無事25日に終了しました。
スタッフ全員が何かの役割を担って、子どもたちと一緒に取り組むクリスマス。今年もとても素敵な体験ができました。
毎朝アドベントツリーにわくわくしながら、自分が開ける番かなぁと期待しながら椅子にかしこまって座る子ども、お友だちの飾りが出てきても一緒に喜んだり、最後にトップのお星さまが出てくるとツリーが完成したことをみんなで喜びました。
当日は、先生たちのハンドベルや楽器の演奏からスタートし、
パネルシアターで「さんたのおまじない」をみると
サンタがやってきました!
サンタさんはやさしいと聞いてるから、どきどきするけれど泣くのはがまん。プレゼントもってきてくれたかなぁ、どうかなぁとドキドキの中に期待も秘めながらサンタさんの動きにくぎづけの子どもたちです。中には先生にしがみついて必死で泣くのを我慢している子どもたちも。でも優しいキコレサンタに1人ずつお名前を呼んでもらい、プレゼントを受け取ると、はにかんだような、何か成し遂げたようなそんな表情をしていた子どもたちです。お礼に「キコレのうた」をプレゼントし、サンタさんを見送りました。
ほっと安心しての給食。今年は給食の先生の願いで「骨付きチキン」が出ました。しっかりとかぶりついて食べる子ども、先生にお手伝いしてもらいながら食べる子ども。みんな美味しいクリスマス給食に自然と笑顔です。
ペースト食もこんなにかわいい
サンタさんからのプレゼント、自分たちで作ったスノードームのかわいらしいカード、お家でかざるクリスマスツリーの絵を大事そうに持ち帰る子どもたち。その後ろ姿を見送って、ほっこり嬉しい気持ちにさせられました。楽しいクリスマスだったね。
来春、小規模保育園キコレに医療的ケアを必要とする新入園児さんたちをお迎えするため、新規の非常勤看護師さんを以下の要領で募集いたします。
職種:非常勤看護師
勤務地:小規模保育園キコレ(京都市左京区田中上柳町91 Sコート1階・京阪出町柳駅から東に徒歩4分)
募集人数:1名
勤務時間:平日週2、3日 午前9時~午後18時までの間で、1日4~7時間程度
土曜日は年4回程度スタッフ研修、会議等があり、任意での参加になります。
毎月20日ごろに翌月の勤務希望を出していただいた上で勤務調整しています。
★今回の募集は夕方勤務が可能な先生を優先して採用させていただきます。
業務内容:医療的ケア児さんのケア(酸素吸入、経管栄養、浣腸等の医療的ケア、常勤看護師の指導の下での人工呼吸器装着児のケアなど)と保育
求められるスキル:小児看護の経験があれば尚可、保育士、管理栄養士等の多職種の中で必要な連携がとれること
給与手当:時給1,800円~、 処遇改善加算Ⅲ(毎月の勤務実績に応じて支給)、交通費は上限月2万円で実費支給
応募方法:履歴書を下記の住所にご送付ください。追って面談の日程を調整させていただきます。
応募前の園見学も可能ですので、お問い合わせください。
お問い合わせ・応募先:〒606-8205 京都市左京区田中上柳町91 Sコート1階 小規模保育園キコレ 園長 藤井 蕗 宛て
メール:office@i-carekids.com 電話:075-708-7350
ご応募お待ちしております!
12月に入り、いよいよ気温も下がってきて、冬到来です。
キコレでは毎日クリスマスに向けての取り組みを子どもたちと一緒に進めているところです。
さて、昨年度開催して大変好評だった「こどものミキサー食セミナー」を来年1月19日(日)に開催します。
日時:2025年1月19日(日)10:00~11:30
場所:小規模保育園キコレ(京都市左京区田中上柳町91 Sコート1階)
対象:こどもミキサー食について知りたい保護者の方々、支援者の方々
定員:10名(申し込み先着順)
参加費:500円(ミキサー食の試食費を含む)
お申し込み方法:下記QRコードからグーグルフォームを出していただきご入力、送信してください。
お問い合わせ先:メール office@i-carekids.com 電話 090-9167-2606
ご参加お待ちしています!
暑い暑い夏が過ぎ去り、寒暖差の大きい毎日でしたが、10月には親子遠足や運動会など楽しい行事が続きました。
11月に入り、「まだ蚊がいるねぇ。」「暑い夏だったもんね~。」と話をする毎日でしたが、ようやく京都でも木々の葉っぱが色づき始めました。
キコレの子どもたちはお天気がいいと毎日お散歩に出かけています。
下鴨神社に、
知恩寺さん
鴨川と、体力がついてきた子どもたちは歩きます。走ります。バギーに揺られている子どもたちも移りゆく景色を眺めながら、心地いい秋の風に吹かれています。
お庭でもかりんを収穫してかりんシロップを作ったり、
冬野菜の種を買いに行って、ようやく植えることができました。
冬野菜、たくさんできるといいな。
短い秋を子どもたちと楽しみたいと思います!
本日17時にて、シンポジウム「医療的ケア児×チームづくり」の受付を終了させていただきました。
たくさんのお申し込みをありがとうございました!!
お申し込みいただいた皆さまへはZOOM開催のご案内をメールにて送らせていただいており、全てのお申込者へのメール送付が完了しています。現在2名の方へメール送付したものが返ってきており、案内が届いてない可能性があります。個別にお電話にて案内させていただいておりますので、ご対応宜しくお願い致します。また、「ZOOM開催の案内メールが届いていない!!」という方がいらっしゃいましたら、早めに office@i-carekids.com までお知らせください。また、お申し込みされた方以外の方々(ご同伴者を除く)へのZOOM案内メールの転送や共有はお控えくださいますようお願いいたします。
今回、当法人では、初めてZOOMでのシンポジウム開催となります。台風が近づく中ではありますが、スムーズに進行できるように準備を進めているところです。ただ、万が一何かトラブル等発生した場合についてはご理解・ご協力を賜ることができたら大変ありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
台風が来るかなどうかなと心配した1週間でしたが、子どもたちを無事にお母さん、お父さんのもとにお返ししてほっと一息の金曜日の夜です。
ご報告が遅くなりましたが、先週金曜日は、楽しい夏祭りをみんなで満喫しました。
1か月前から担当の先生たちを中心に、おみこしやうちわ、ポスター、おみやげを持って帰るための”スイカバック”づくりなど、たくさんの取り組みを子どもたちと一緒に進めてきました。
当日は甚平を来て登園してくる子どもたちもいて、夏祭りムードが高まりました。早めのトイレを済ませ、いつものようにおはじまりからスタートの1日です。いつもと違う雰囲気に子どもたちはそわそわどきどき。でもみんなしっかりお名前に返事をして、次の展開に期待を膨らませていました。
今回の夏祭りの出店は、ヨーヨー吊り、さかな・せみとり(これは子どもたちに大人気です。)、おもちゃつり、ジュースすくい、うちわやさん、綿菓子コーナーです。順番にお店を回りつつ、スイカバックを誇らしげに持ち、ゲットしたお土産を次から次に入れていきます。
お店を回る間にすいか割りもします。これは今年初めての企画。みんな夕方の自由遊びの時間に練習していたから、「これこれ!」といった感じで棒をしっかりにぎり、すいかを割りにいきます。順番に1人ずつ。お友だちの番ではみんなで大声で応援しました。先生たちもやりたくなって、全員1回ずつ。子どもたちも「みぎ!!みぎ!!(どっちが右か分かってないけれど、大人の真似をして)」「まっすぐ、まっすぐ!!」など大声で教えてくれます。手をつないでエスコートをしてくれる子も現れ、みんなの一体感がすごかったです。
そして、盛り上がったところで今年のお神輿と登場!今年はみんなで作ったくじら神輿です。座位保持椅子に座ったお友だちがまず最初に運び入れ、、、その後歩けるお友だちが代わって神輿を担ぎます。
残りのおもちゃつり、うちわやさん、ジュースすくいのお店を回ったら、、、今年初めて導入された綿菓子屋さんへ。みんなふわふわの白い綿菓子に最初は不思議そう(中には嫌そうな)顔をしていた子どもたちも、一口食べたら美味しい!ということがわかり、みんなうっとりしながら綿菓子をいただきました。いつもペースト食を食べている子どもたちも一緒に食べることができる綿菓子。ユニバーサルフードだということがわかりました。
綿菓子を前菜にして、、、給食は屋台でチケットと交換で受け取ります。やきそばやウィンナーなど子どもたちが好きなメニューがたくさん入ったお弁当を受け取り、みんなで楽しくいただきました。
楽しい楽しい夏祭り。スイカバックにたくさんお土産をつめて嬉しそうに帰っていく子どもたちの姿に先生たちも嬉しさがこみあげてきた1日でした。